ワード2013入門解説

|ページ設定| |日本語入力システム| |文書作成| |クリップアート| |タブとリーダ| |表の作成| |図形描画| |戻る| 
「はじめに」
本解説は、Word2013を基本に解説しています。Word2007/2010もほぼ同様な操作で編集することができます。

基本操作

1.印刷レイアウト画面
この画面のメリットは、印刷する場合を想定した編集ができるということです。具体的には次に述べる「ページ設定」で、用紙の大きさ、縦書き、横書きといった設定をすることによってプリンタ側では何もすることなく編集時の状態で印刷される点にあります。この編集時というのは、用紙は無論文字の大きさや余白の間隔という意味です。

2.ページ設定
ページレイアウト⇒ページ設定グループ・ダイアログボックス起動ツールをクリックする。 

それぞれのタブ(文字数と行数、余白、用紙)を開いて、目的に合った設定をしてください。この設定は今開いているページ(ファイル)に適用されます。すべてのワード文書に適用する場合は「既定値として設定」を選択しますが元の状態に戻すのにはかなりの知識が必要ですので注意してください。

一例としてはがきで文書作成する場合には、用紙と余白、横書きか縦書き、印刷の向きの設定で万事OKです。余白は、上下左右10mm前後に設定します。


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3.IME(日本語入力システム)について
ワード2013は、IMEが画面右下に表示されていないため、「あ」または「A]の上で右クリックし、ショートカットメニューを表示させて行います。

・読みの分からない漢字の入力には「IMEパッド」の手書きを利用します。画面では「ここにマウスで文字を描いてください」の文字が出ますので、当該文字の一つ一つ見た通りにマウスで描いていきます、すると右の画面にそれぞれの候補が表われてきます。目的の漢字が見つかったらそれをクリックすれば編集画面のカーソルの位置に入力されます。

・頻繁に使う専門的な用語は一旦辞書に登録しておくと便利です。
右クリック⇒単語の登録
開いた画面の「読み」欄によみかたを入力します。次に「語句」欄に変換される用語(漢字)を入力して「登録」をクリックします。続ける場合は「読み」欄から同様に入力して登録を繰り返し、最後に「閉じる」で終了させます。


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文書作成

1.文書の作成手順
文書の変換は一気に句点(。)まで入力してから変換すると効率的ですね。さて、どんなに複雑な文章でも先頭行から入力し、改行をして次の行というように「べた書き」で進めるのが簡単でよいと思います。その後、文書を整形していきます。行と行の間隔は「Enter(エンター)」キーを押して空白行作ります。間隔が開きすぎた場合は、「Delete(デリート」キーで空白行を削除します。

縦の位置が決まったら、次に書式設定のツールを使って横位置の調整をします。「中央揃え」、「右揃え」のツールボタンですね。さて、日時から競技種目の項目とバレーボール大会からバトミントン大会までは、それぞれの先頭位置を揃えたまま中央に持って行きますので、「インデント」というツールを使います。

1.2.3や◆は段落番号、箇条書きと呼ばれ、「ホーム」タブの「段落番号」、「箇条書き」ボタンで一気に付けます。
先ず、日時から競技種目の3項目を選択します。その状態で「段落番号」をクリックすると1.2.3の番号が付きます、もし違った番号(例えば、@など)が付いた場合は再度「段落番号」▼をクリックして該当番号を選択します。
◆は、箇条書きといって、段落番号同様の操作で進めてください。

※段落について
行の途中で改行するとそこまでが1段落です、これを途中改行といいます。このとき「Shift」キーを押したままEnterキーで改行すると段落は2行目以降に継続します。
箇条書きなどは、1行=1段落ですがShiftキーを使うことにより、N行=1段落の文書が作れます。この利点等については「ステップアップコース」で詳しく取り上げています。

2.クリップアートの挿入
Word2013には標準で搭載されていませんので、挿入⇒オンライン画像からダウンロードします。

イラストや写真など文字以外のものは、画像と呼ばれ文書に挿入すると文書が上下に分断されます。そこで文字列の折り返しという操作が必要になってきます。
@先ず図の大きさを調整します。
大きさの調整は、図を選択した状態で、四隅の何れかのハンドルにマウスを持っていくと、マウスの形が矢印に変わるところがあります。中心に向かってドラッグすれば小さく、反対に外側にドラッグすると大きくなります。
A次に文章内に回り込みを行います。
「図ツール」⇒「書式」⇒「文字列の折り返し」⇒「四角または背面」を選択します。
B文字列の折り返しを行うと図の移動が自由にできるようになります。
C続いて文章の右側に移動させるため「配置」⇒「右揃え」を選択して「OK」を押します。

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3.タブとリーダ
文字を線と線の間に入れる場合は「タブとリーダ」の機能を使うと簡単です。
基本的な考えは線を入れる位置にはTabキーを一回押す、そして文字を入力する、この繰り返しを行っていきます。次にルーラ上の任意の文字数値の下側をクリックしてタブマークを付ける。これが基本です。それからタブとリーダーの画面を呼び出し、タブ位置にそれぞれリーダ(線種)を選択し設定を行い、最後にOKを押します。

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4.表の作成
表の作成は、ツールバーの「表の挿入」ボタンをクリックして何列何行かをドラッグして指定しますが、行は後から自由に増やすことができますので「項目」に必要な列数をしっかり把握して進めるとよいですね。
<2007/2010/2013> 挿入⇒表(リボン)

※セルの選択
セルには段落記号が付いていますので、クリックして項目など文字を入力します、またセル内をクリックすることでそのセルは選択された状態になります。

※項目の入力
列方向への項目の入力は、「Tab」キーを操作して進めます、最終列、最終行まで進めると行が自動的に追加されます。

表の編集には表を選択した状態で、タイトルバー上の「表ツール」を使って編集します。表の幅や列、行の幅は基本的には、マウスの形が変わるところをドラッグして調整します。

その他、「表ツール」⇒「レイアウト」⇒「自動調整」⇒「ウィンドウサイズに合わせる」などを使うと見栄えのよい整理された表となります。

・「行の幅」を数値で設定する場合は表ツール」⇒「レイアウト」の列幅、行高のリボンで設定します

・表内の項目欄の文字の配置や色などは「表ツール」を利用して行います、その他罫線を消したい場合や「斜線」を引くときにも「表ツール」⇒「デザイン」にして「罫線」リボン⇒「枠なし」や「斜め斜線」を使うと簡単です。


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図形描画

テキストボックス、ワードアート、オートシェイプなどすべて「描画ツール」を使って編集ができます。描画ツールを表示させるには、該当の図形をクリックして選択状態にします⇒ハンドルマークを表示させる

1.テキストボックス
テキストボックスは、縦書き用もあって標準の横書き文書にコメントとして取り込むことによってインパクトの効いた文書が作れます。
テキストボックスは文字の大きさ、行数に合わせて適宜ボックスのサイズを調整して全体を表示できるようにします。ボックスの大きさは、ハンドルマークの四隅、左右、上下のマークをドラッグして調整します。

2.ワードアート
ロゴ文字のを作るにはワードアートを利用します。いくつかの雛型の中から選択して文章のタイトルなどに使います。ワードアートは、ちょうど看板にロゴ文字を書くのに似ていて、看板の大きさはハンドルマークに囲まれた部分です、看板の大きさはハンドルマークをマウスのドラッグ操作で行いますが、文字の大きさは文字を選択して、「ホーム」タブに切り替えて文字の拡大、縮小のリボンを使って行います。

3.オートシェイプ
吹き出しや、リボン、矢印など様々な図形が用意されています。その中には文字が書けるもの書けないものがあります。ハンドル内に段落記号があれば文字入力が出来ますがない場合は、ハンドル内で「右クリック」⇒「テキストの追加」をクリックすると段落記号が表示され文字の入力ができます。

4.テキストボックス、ワードアート、オートシェイプ共通の文字や図形の詳細な設定は、下図のような、作業ウインドウを開いて行います。

図形を選択⇒「描画ツール」⇒「書式」⇒「ワードアートのスタイル(文字の効果の設定)」ボタンをクリックして作業ウインドウを開く」⇒「図形の書式設定・文字のオプション、図形のオプション」何れかを選択して行っていきます。文字の色については、塗りつぶし(グラデーション)を使ってみてください。



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