パソコン基礎解説

|パソコンの概要| |周辺機器| |マウスの操作| |ファイルの保存| |印刷| |電源| |管理| |トラブル対策| |戻る| 

1.パソコン概要
パソコンはパーソナルコンピュータの略名です。コンピュータウイルス、コンピュータ犯罪などは皆さんの身近にあるパソコンに係る悪質なプログラムや犯罪ですので、情報には注意してください。

パソコンはコンピュータですから、その中心的な部分は、CPU(中央演算処理装置)とメモリ(主記憶装置)、ハードディスクドライブ(補助記憶装置)の3つから構成されています。
この3つの装置の性能によってパソコンの性能が決まり、価格にも影響します。

・CPUはパソコンの動作速度に関係する部分で、処理する速度が速いほどパソコンの動作も速いのが一般的です。

・メモリはCPUが動作を実行するための命令を一時的に保存しているところです。命令が的確に素早く行えればその分パソコンの動作も速くなります。

・ハードディスクドライブは、パソコンが動作するためのプログラムや皆さんが作られた文書や写真などのデータを長期間保存するところです。ただ、ハードディスクドライブは構造的に衝撃に弱いのが欠点です。落としたりぶつけたりしないように大事に扱ってください。


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2.周辺機器
・プリンタやデジタルカメラ、スキャナなどパソコンと接続して使う機器は、接続しただけでは使えません。ドライバーソフトと呼ばれるプログラム(機器に付属のCD)をパソコンに取り込まなくてはなりません。
その方法は付属のCDをパソコンにセットして、画面の指示にしたがって操作してください。

USB(ユーヱスビー)メモリなど携帯に便利な機器がありますが、これだと殆どのパソコンは接続するだけで自動的にドライバーソフトを取り込みますので、パソコンに差し込むだけで使えます。保存できるデータも1ギガバイト(GB)を超える大容量なものも出回っています。携帯に便利ですが、その一方紛失、盗難といったことにも十分注意しなくてはなりません。

USBに関連した機器には、外付け用のハードディスクドライブや、最近では無線LANアダプタとして親機、子機両方に使える製品も販売されています。

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3.マウスの操作
マウスの操作を的確に覚えることによって、パソコンとの対話がスムースにできます。マウスには4つの操作、クリック、ダブルクリック、右クリック、ドラッグ&ドロップがあります。

・クリックはマウスの左側ボタンを一回押して放す操作(右利き用)で最も一般的に使われています、「項目の選択」「動作の実行」が主な使い方です。

・ダブルクリックは、2回続けてクリックする操作で、デスクトップにあるアイコン(ソフトやフォルダ)を開くときに使います。
・右クリックは右側のボタンを一回押して放す操作で、対象の項目やデータの動作のためのメニューを表示する時に使います、それ以降は通常のクリックなどの操作に入ります。⇒ショートカットメニューの表示

・ドラッグ&ドロップは通常はドラッグするといわれている操作で、マウスの左ボタンを押したまま動かす操作です。写真やファイルなどデータを移動したりコピーするときに使います。


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4.ファイルの保存と読み出し
ファイルとは、写真や文書それぞれに与えられた単位で、ファイルには名前をつけて保存します。例えば、ワードで文書を作った場合「文書1」といった仮の名前が付いています。このままでもかまいませんが、これだとその文書の内容が分かりません、そこで内容が分かるタイトルのような名前をつけると後々管理しやすくなります。

保存する場所は標準では、ハードディスクドライブ内にある「ドキュメント」というフォルダ(保存箱)が宛がわれますが、皆さんの使い勝手のよい場所(デスクトップやUSB)に保存することもできます。

また、保存したファイルを画面に読み出すときは、そのファイルを作ったときのアプリケーションソフト(ワードで作った文書ならばワード)を立ち上げてから読み出すのが一般的です。エクスプローラを使って直接保存したフォルダ(ドキュメント)を開いてそこから読み出してもよいのですが、長く使っているとワード文書ばかりではない、色々な種類のファイルがあるため探すのに苦労します。
そこで仕訳整理という作業が必要になってきます。目的別、年代別等に新規にフォルダを作ってファイルを整理していきます。既存のファイルは、新しいフォルダにドラッグして移動させることができます。

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5.印刷
印刷するときは、対象となる文書や写真を画面に読み出してから行います。

・文書の場合は一旦画面に読み出し、「ファイル⇒印刷」をクリックして進めますが、その前に「印刷プレビュー」を選択して、全体像を表示させてから行えばよいですね。特にエクセルなどでは、A4版用紙の1ページをはみ出して印刷されることもありますので注意が必要です。

・写真などの印刷も、画面に表示させてから印刷に入りますが、WindowsXPでは、「写真の印刷ウイザード」画面を開いて進めると便利です。

・次にプリンタ側での設定画面が開きます。印刷するプリンタが正しいか、印刷する範囲はすべてか、ページ毎か、印刷する部数はいくつか、などご自身で確認もしくは設定してから進めてください。

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6.電源について
電源の入れ方は、パソコンの電源ボタンを2、3秒長めに押しますが、電源を切る場合は、電源ボタンでなくプログラムに沿って切断します。⇒スタート⇒シャットダウンを選択します。

しかしパソコンの設定により、直接電源ボタンを押して切断したり、スリーブや休止状態など一時的に省電力状態にすることもできます。

これは、コントロールパネルを開いて電源オプションのプロパティから詳細設定「コンピュータの電源ボタンを押したとき」の項で設定できます。


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7.パソコンの管理と対策
先ず大切なことはパソコンに衝撃を与えたり高温多湿な場所に置かないことですが、プログラム上での管理は様々です。その一つに、不要になったファイルを削除して常にハードディスク内部を掃除することが上げられます。

・ご自身で作成したファイルの削除は、該当のファイルを選択して「このファイルを削除する」もしくは右クリックして「削除」を選択するなどの方法があります。これらは一旦「ごみ箱」に捨てられますが、それだけでは片付きません。

そこで、デスクトップにある「ごみ箱」のアイコンをダブルクリックして開き、「ごみ箱を空にする」をクリックします。一旦ごみ箱から削除された文書等は元に戻すことができませんので注意してください。

・また、インターネットを利用したり、新しいソフトを取り込んでも不要なファイルが発生します。その場合はマイコンピュータを開いて、(C)または(D)ドライブを右クリックしてプロパティ画面の「ディスクのクリーンアップ」を定期的に行えばよいかと思います。
これは、多少なりとパソコンの経験が必要です。どれが不要なファイルで有用かの判断ができてからでないとお勧めできません、経験ある方に相談してからはじめるのがトラブルから守る一歩です。

・パソコンが何らかの原因でマウスが動かないといったトラブルになることがあります。その場合は、「Ctrl」キーと「ALT」キーを押したまま「Delete」キーを押します、すると別の画面が出ますので「終了」または「タスクの終了」を試みてください。

どうしても駄目な場合は、前記のキーを3つ同時に2回押してください。一旦電源が切れて再起動してきます、これでOKです。

慣れないうちは、どうしても操作がせっかちになりがちです。じっくりパソコンの動作をみてから的確な操作を行ってください。

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